リース契約の際には、お客さまのリース期間における車両予定走行距離等により残存価格を設定することが一般的です。 残存価格とは、自動車リース契約時に設定するリース期間満了時におけるリース車両の予想査定価格をいいますが、満了時の査定価格(売却価格)を保証するものではありません。 残存価格は、契約月間走行キロ、自然減耗・損傷(経年経過による腐食・劣化・退色)等を考慮して設定しております。 残存価格の設定方式は、オープン・エンド契約(精算あり)とクローズド・エンド契約(精算なし)があります。 ■オープン・エンド契約(精算あり) オープン・エンド契約(精算あり)とは、自動車リース契約時にリース会社が設定する残存価格をお客さまに明示し、リース契約満了時に残存価格と査定価格(※)との差額を精算する契約です。 査定価格が残存価格を上回った場合はその差額をお客さまにご返金しますが、査定価格が残存価格を下回った場合はお客さまに差額(不足額)をご請求させていただくことになります。なお、査定費用等はお客さまご負担となりますので、リース会社との間で別途精算が必要となります。 具体的な精算例は下表をご参照ください。
※査定価格とは、リース契約満了時点における自動車販売店が査定する金額です。自動車販売店で査定しない場合は、リース会社もしくは財団法人日本自動車査定協会が査定する金額となります。 また、いずれの場合も別途査定費用がかかります。 ■クローズド・エンド契約(精算なし) クローズド・エンド契約(精算なし)とは、リース会社が設定する残存価格をお客さまに明示せず、差額精算を行わない契約です。 ただし、以下の費用等はお客さまのご負担となります。 ①契約走行キロを超過した場合の超過精算金(1キロメートルあたり15円) ②内外装のキズ、へこみ、サビ等の原状回復費用 ③お客さまの故意または過失に起因する修理等の費用 ④事故・塩害・悪臭の残留等によりリース車両の価値が減少した場合の損害額 |